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熊田 政弘; 飯 博行; 岩本 宏*; 千葉 昭彦*
物理探査学会第91回 (平成6年度秋季)学術講演会講演論文集, 0, p.298 - 300, 1994/10
高レベル廃棄物の地層処分の対象として候補岩の一つに挙げられている花崗岩などの結晶質岩では、岩盤水理を支配する亀裂の評価が重要である。水みちとなるような亀裂の検出に有効な比抵抗トモグラフィの基礎的研究の一環として、花崗岩試料の比抵抗測定を行った。全長550mの一本のボーリング孔から間隙率の異なる8つの試料を採取し、用意した比抵抗の異なる4種類の溶液で岩石試料の間隙を飽和させて比抵抗を測定した。間隙を満たしている溶液の比抵抗と岩石試料の比抵抗との関係から真の地層比抵抗係数Fを求め、ボーリング孔の電気探査の結果から見掛の地層比抵抗係数Faを求め、両者を比較すると、FaはFより小さくなる傾向が認められた。これは、岩石間隙の表面伝導に起因する比抵抗の影響がFaで大きいためと考えられた。